在宅リーマン勉強日誌

忘れがちな毎日のメモ。

【レビュー】Fitbit Inspire HR【活動量計】

活動量計のFitbit Inspire HRを2019年11月に買ってから、半年近くたちました。

健康を気にし始めた人が気になる活動量計ですが、Fitbit製品そのものに対してと活動量計そのものが必要?という全体の感想も併せて書きます。

www.fitbit.com

活動量計とは?

今回はリストバンド(腕時計)型の活動量計を扱います。 活動量計というよりも、スマートウォッチという方が聞きなじみが多い方は多いと思います。

スマートウォッチがスマートフォンの機能を時計に備えたものに対し、 活動量計は万歩計をはじめ、とにかく体の状態を測定して可視化するもの全般を指します。

なので、「見せる」スマートウォッチと「測る」活動量計で大きく違う部分としてディスプレイサイズ・測定精度がもともとは挙げられていました。 しかし最近では、技術的な進歩のおかげでその境界がかなり曖昧になってきており、スマートウォッチは「見る」「測る」どちらも強い状態になっています。 従ってどちらも欲しい場合はスマートウォッチを選べば済むのですが、値段が高額になってきていること、ディスプレイに力を入れているが故に大型になっている傾向があります。

個人的には睡眠計測をメインにしたかったので、軽くて邪魔にならないけど、時計としても十分機能を果たせるものとして、Fitbit Inspire HRを購入しました。

Fitbit Inspire HRでできることは?

Fitbit Inspire HRでできることを一つ一つ紹介と一部は感想も紹介していきます。 Fitbit製品は(Inspire HRに限らず)アプリで統計情報を確認することができます。

もちろん、活動量計そのものからも確認できますが、おそらくアプリでの確認の方が多いので、アプリ軸で説明していきます。 なお、以下の「できること」は公式HPで謳っている代表的なものを挙げています。

一日のアクティビティの記録

歩数

まず歩数ですが、このような画面で出されます。

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歩数
その日のデータだけではなく、前後1週間分のデータが見れます。 ところどころ★がついているのがわかると思いますが、私は一日の目標を一万歩に設定していて、その目標を超した日には★が付きます。 これは、以下の「目標を達成すると」に関わってきます。

この日のどの時間にどのくらい出たかの分布グラフも確認できます。 数字の部分をタップですぐ確認することができます。

消費カロリー

消費カロリーも基本的なUIは歩数と一緒です。(というか、以後基本的には同じなので、割愛します)

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消費カロリー
消費カロリーにも目標を設定しており、これはデフォなのですが、かなり難易度が高いです…。 純粋な歩数だけでなく、心拍も見てるのかしっかり「運動」をしないとここはクリアしないようですね。

心拍数

Inspire HRの一番の目玉は心拍数のようですね。(Heart Rate由来の名前だし)

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心拍数

画面上部が安静時の心拍数の1か月内の遷移、下部が各日内の遷移です。 安静時の心拍を検知するというのは、面白いなあと思いました。これをどのように活用するのかはまだあまりわかっていませんが…。

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一日の心拍遷移
一日の心拍数遷移の中で、運動をして心拍が上がった時などは心拍の折れ線がオレンジや赤になります。これが出ていると脂肪燃焼・有酸素運動ができている証拠なので、これが出れるようにしようとモチベーションになります。

少し気になる点としては、お酒を飲んだ時にも脈が速くなるので、泥酔しているだけなのに「脂肪燃焼」として出てしまいます笑

移動距離・アクティビティ時間

その他の状況は同じように出されているので割愛しますが、ここまでの内容はトップに一覧で表示されています。 何をトップに出すのかも自分で決めることができるので、何をメインに見ていきたいかによって変えることもできます。

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睡眠の記録

個人的に一番楽しみにしていた機能の一つです。

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睡眠は大まかに、起きていた時間・レム睡眠・浅い睡眠・深い睡眠と分かれています。 また、それぞれの睡眠の比率が同年代と比べて多いのか少ないのかをチェックできています。 面白いのは睡眠スコアというもので、仕組みはわかりませんが、よい睡眠だったのかどうかを出してくれます。このスコアが出てくるまで使い始めて数日必要だったので、自分の普段の睡眠と比べて相対的な良し悪しを判定しているのかもしれないです。 在宅勤務が主流になってきてから、だいぶスコアが安定して良いので睡眠という意味では在宅勤務は本当に楽…!

睡眠の記録には色んなアプリを使ってきましたが、実際に睡眠に入ったのがどこかを記録するのってこういう測定データを使わないとちょっと難しいんですよね…。 すごく楽に記録を付けられて最高です。 あと二度寝も一目瞭然なので、二度寝しないようなモチベーションになっています笑

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睡眠

エクササイズの自動認識

その日に何のエクササイズをしたのかが出ます。 特に何をしたのかをこちらで入力することなく、Fitbit側で判断して記録してくれます。いつどのような運動をしたのか一目瞭然なのは割とありがたい。

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エクササイズの認識

基本的な運動はだいたい認識してくれますが、基本的には移動を伴うもののみです。 なので、筋トレは全くカウントされません…。めちゃくちゃ筋トレしている日でも、筋トレって意外と心拍も上がらないし、そんなにログとしては残らないんですよね~ ちょっと残念。

運動リマインダー

運動リマインダーは、1時間で250歩の運動に達していない場合はリマインダー(バイブレーション)が来ます。 具体的には、毎50分にリマインダーが来るので、デスクワークをしてると一時間たったな~と感じます。

また、それぞれの日でどれくらい運動できていたかは一覧で見れます。

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全然動いてないですね笑

目標を達成すると祝福のメッセージ

上記で、目標を設定しているという話をしました。

例えば歩数一万歩を超えるとバイブレーションでお知らせと、花火の絵柄が出るようになっています。 最初はそんなことで…と思っていましたが、歩数目的でお散歩しているときなどは特に何を確認しなくても一万歩超えたことがすぐわかるので重宝しています。

メリット

上記で触れていないところでも、気に入って使っている機能がたくさんあります。

バイブレーションのアラーム

Inspire HRは音は出ないので、基本的にバイブレーションでリマインドをしてくれます。これを使って、目覚まし時計も設定しています。

スマホの目覚まし時計をバイブ設定すればいいじゃないか、と最初は思っていたのですが、腕に直接振動が伝わるので結構気づきます。 一方、肌に触れている分音があまり出ません。家族の中で起きる時間が違う場合は本当に重宝します。

会社でもかなり重宝しており、今から20分集中しよう!という個人的なアラームの設定に使っています。特に私は秘匿エリアで勤務しているため、仕事中に携帯の操作をすることができず、こうしたアラームが難しかったんですよね。すごく助かっています。

重量と細さ

実際に持ってみるといかに軽いかがわかると思います。 公式では18gとなっていますが、腕時計においてこの数gは本当に違います。

睡眠時も邪魔にならないです。

また、細くスタイリッシュなので、ビジネスでつけていても全然違和感がありません。リストバンドほどは細くなく、女性用の時計と同じくらいでしょうか。 この、細いけど時計っぽい、活動量計はそうそう多くないので、かなりいいです。 逆に筋肉質で太目な腕だと浮くかもしれません。 その場合は似た機能をもつ、Charge4を選ぶのがいいと思います。 逆に私は細めだったので、Charge4は全く似合いませんでした。 www.fitbit.com

防水

水泳の時にも使えるレベルなのですが、そこまで重視していなかった防水ですが、重宝しています。

水泳をするというより、汗をたっぷりかいた後でも丸洗いできちゃうところだと思います。 もちろん過信するのはよくないので、お風呂の際は外すこと推奨されていますが、べたつきを感じたらベルトを外したりする必要なくサクッと水洗いできちゃうのはらくちんです。

デメリット

特殊な充電方法

他の活動量計では汎用の充電器を使っている場合も多いですが、Inspire HRは専用の充電器を採用しています。 時計の文字盤の裏に当たる部分に磁石のようにかちっとはめ込むタイプなので、充電はしやすいですが一度なくしてしまうと面倒くさいです。しかも量販店ではあまり扱っていません。 ネットに頼るしかないです。

ディスプレイ操作

ディスプレイ操作は上か下にスワイプです。 スマホに慣れていると、少し反応が悪いように感じます。

同期の速度

Inspire HRの情報をスマホアプリに同期するために常にBluetoothを接続しているのですが、アプリへの同期は「常に同期」を選んでいても、同期の操作をしないと同期されません。 しかも結構時間がかかるうえに失敗率も高いんですよね…。

目覚ましを設定しなおしたときとか、ちょっと不安が残ってしまいます。

おすすめ度

さて、機能の概要と、使用して感じたメリット・デメリットを挙げました。 総じていえば、満足しています。 おすすめをするかと言えば、活動量計自体はお勧めするのですが、最近HuaweiとかXiaomiといった中国企業が似た製品でカラーディスプレイだったりにして、かなり安い値段で出しています。

実際に使えてはいないのですが、ネットで調べたところ割と近い機能が使えるので、絶対Inspire HRと声高には言えない状況かなと思っています。

これからウェアラブルは伸びていく業界ですので、これからの発展が楽しみです。 FitbitもGoogleに買収されていますので、スマートウォッチ系はかなり発展していくのではないかなと思います。